「福岡五大祭」って何?福岡県の活気ある祭りを要チェック!

イベント好きな日本人。福岡県にも、たくさんのお祭りがあります。その中でも、福岡五大祭は特に有名なお祭りたちです。5つもあるお祭りのその内容と雰囲気をチェックして、今度の予定の一つに生かしていくのもアリですよ!

福岡五大祭の鬼夜は大きな大きな松明が燃え上がる!


福岡五大祭は、福岡県のお祭りの中でも特に有名な5つのお祭りのことを指します。
その一つ目として紹介したいのは、鬼夜という火祭りです。おにやではなく、「おによ」と読みます。開催される場所は、久留米市の大善寺玉垂宮というお寺です。この鬼夜は、重要無形民俗文化財に指定されていて、さらに日本三大火祭りとして挙げられることもあります。なので、福岡県の人たちだけではなく大勢の人が楽しみにきています。
鬼夜は、元旦の12月31日から1月7日まで開催されます。特に、1月7日には6つの大きな松明が一斉に点火されるので、火祭りが盛大に楽しめる日になります。ちなみに、この大松明についた火をあびると、病気や災害から免れて、安全に暮らせると言われています。そのため、これらの祈願成功を求めてやってくる人も多いです。また、お祭りのメインとなる6つの大松明ですが、長さが約13メートルもあり、重さも約1.2トンとなっていて、かなりの巨大さです。これらは、大善寺町の住民たちが一つ一つその手で作りあげています。きっと彼らのお祭りへの意気込みがその大きな希望の火から伝わるでしょう。

川渡り神幸祭は川を渡り獅子舞が躍る!


田川市の風治八幡宮で開催されるお祭りも、福岡五大祭の一つです。それが、川渡り神幸祭です。「かわわたりじんこうさい」と呼ばれています。その名の通り、珍しく川を渡っていくお祭りです。内容としては、さまざまな場所で獅子舞をしたり、いくつかの「みこし」もあります。このみこしが主役です。そのため、このお祭りでは力強い男性たちの出番です。彼らはハチマキを巻いて気合を入れ、みこしをしたまま川に入っていくというたくましさを見せてくれます。水浸しになりながらも、決められたルートの川渡りをどんどんしていき、最後の場所についたら上陸です。安全な帰還を祝って、獅子舞たちが躍って歓迎してくれます。
この川渡り神幸祭も、福岡県の無形民俗文化財に指定されています。5月の第3土曜日と翌日の日曜日まで開催されます。450年ほども長く続いている歴史や伝統のあるお祭りです。
昔、疫病が流行したときに村の氏神である風治八幡宮にその終息を祈ったところ、その祈りが成就したためお礼として奉納しました。それがお祭りの起源となっています。そのため、このお祭りでは豊作や無病息災を祈ります。"

夏の三大祭は風変り!おっしょい?太鼓?女人禁制?


福岡五大祭も残りの三つとなってきました。しかし、この三つは三つで一つの祭りとしてまとめて呼ばれる名があるほどです。福岡県で開催される「夏の三大祭」と言われています。その三つとは、博多祇園山笠、小倉祇園太鼓、戸畑家祇園大山笠です。夏と言われるように、どれも7月の間に開催されます。
博多祇園山笠は博多区で開催されるお祭りです。山車と呼ばれるものを担いで「おっしょい」という掛け声とともに町中が盛り上がっていきます。次に、小倉祇園太鼓というお祭りですが、これは北九州市小倉北区で開催されます。太鼓とジャンガラの演奏が中心となってその場を盛り上げてくれます。最後に、戸畑祇園大山笠は北九州市戸畑区で行われます。毎年10数万人も来るイベントです。しかし、女性は注意が必要です。このお祭りは女人禁制となっているからです。この祭りだけは、男性たちだけの熱いお祭りにしましょう。
このように、福岡県にはさまざまなお祭りがあります。川や火、また男性たちの情熱を試せるものなど、本当に色々なジャンルでも楽しませてくれるのです。福岡県に住む人はもちろん、そうではない他県の人たちも、次の予定を開けておくのもよいですね。どのお祭りも要チェックです!